国内子どもスポンサー





TBS、テレビ朝日、日本経済新聞、毎日新聞、長崎新聞、北海道新聞、フジテレビ、日本テレビ、ニッポン放送、

関西テレビ、沖縄タイムス、琉球新報など。



三重県から生活困窮支援、食品ロスに貢献した団体として感謝状を頂きました




2018年度の三重県のベスト育児制度に(一般社団法人日本子育て制度機構)「伊勢こども&オジーオバー食堂」が、ノミネートされた制度の中から、子育て世帯にとって有意義なものとして選ばれました。


8歳の子どもを、ひとりで育てる裕子さん(40代、仮名)の生活

40代の裕子さんには、里美ちゃんという8歳のお子さんがいます。里美ちゃんが2歳の頃、裕子さんは離婚を経験。

別れた元旦那から一度も養育費も受け取れずに、ひとりで働きながら子育てをしてきました。

朝早くからパートを掛け持ちして週6日働いていますが、子どもが熱を出したり、学校の用事などで仕事を休まなければならないことも多く、年収は公的補助金を含めても183万円の生活。とても厳しい経済状況で暮らしています。

肉体的、精神的にもギリギリで疲労が溜まっていく一方で長い間、体調不良で過ごしています。だからといってパートは休めません。これ以上、収入が減ると本当に生活できません。

食費も1〜2万円に切り詰めているので、子どもが好きなメニューも調理できない。お腹いっぱい食べさせることが出来ない親としての自分に罪悪感を感じています。

里美ちゃんに習い事をさせたり、旅行に連れていくこともできません。最近では学校でもイジメにあってる様子。もう、どうしていいか分からずに途方に暮れる日々。

いつしか裕子さんは「誰も助けてくれない」という孤独感で絶望的な気持ちになっていたそうです。


困窮するひとり親家庭の母親たち

裕子さん以外にも、貧困に苦しむひとり親家庭は多く、国内ではひとり親世帯の子どもの2人に1人※1が相対的貧困と言われています。ひとり親のお母さんたちの声をお読みください。

「子どもが『おなかすいた』と言っているのに、食べさせてあげられないことがありました」


「365日ほぼ休みの日がありません。仕事、育児、介護のため1日24時間では足りません。
自分の食事や睡眠時間を削っています」


「経済的に厳しい時に不安で悲観的になり、子どもへの罪悪感の中、その日その日を必死に過ごしていました」

ひとり親家庭のお母さんたちは、大きな不安と孤独を抱えながら、ぎりぎりの日々を送っています。

子どもの2人に1人が貧困状態。ひとり親家庭の現実とは?

現在、日本の子どもの7人に1人が相対的な貧困状態にあると言われています。

この問題は、ひとり親家庭ではより深刻で、国内のひとり親世帯の子どもの2人に1人にあたる48.1%※1が相対的貧困と言われています。

厚生労働省が行った調査では、ひとり親家庭の47%が公的補助金などを含めても200万円未満の世帯年収で暮らしています。



ひとり親家庭のフードバンク「まんぷくプログラム」とは?


「まんぷくプログラム」とは、フードバンクISEが運営する食品配付プログラムです。

低所得のひとり親家庭向けを対象に、1回の配付で1世帯に買い物かごいっぱいの

10,000円相当の食品を無料でお渡ししています。

この事業は、ひとり親家庭への支援というだけでなく、フードロス

(本来食べられるのに捨てられてしまう食品)の問題に対する取り組みにもつながります。

日本の「フードロス」の量は年間570万トン(令和元年度推計値)と言われ、これは日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量になります(農林水産省HPより)

フードバンクISEは、2021年には約8トンのフードロス削減に貢献しました。


《食品配付の概要》

対象世帯:ひとり親家庭

配付する食品:

・買い物かごいっぱいの約10,000円相当の食品

・米、パンなどの主食、レトルト食品、インスタント食品、お菓子など

・将来は、冷蔵庫、冷凍庫を拡充し、野菜/果物/肉/魚などの配付を強化していく。

配付拠点:三重県伊勢市内にある約5つの配付拠点(2022年10月時点)

配付方法:

・対面での配付

・新型コロナウイルス感染対策で配送に切り替えるケースがある。

頻度:1世帯当たり月1回

《大切にしていること》

①孤立しがちな、ひとり親家庭とのコミュニケーションを大切にしています。

②子どもがいる家庭で喜ばれる食品をお配りするようにしています。

【食品支援は、家計の改善や精神面での支援にもつながります】
まんぷくプログラムを受けた利用者から届いた声